朝霧(あさぎり)

本源寺のある富士宮市の北部が「朝霧(あさぎり)」と呼ばれることからも分かるように、特に梅雨時には、早朝深い霧に包まれることがよくあります。

特に今年は梅雨が長く、ここ何日も朝日を拝むことはほとんどありませんでした。

しかし、7月盆の入りとなる今朝、かすかながら太陽の光に浴することができ、まさに「慈悲の光」のように、元気を頂きました。

 

『法華経』に、「太陽や月の光がどんな暗闇でも取り去ってしまうように、法華経を実践する者も、世間や人々の心中にある闇を取り除くことが出来るのです」という教えがあります。

 

未熟者の行者である私の発する光は、今日の朝日のようにかすかな光だと思いますが、それでも、誰かの心中の闇を少しでも取り除くことが出来ればといいな…と、そんな希望を抱くことができました。

南無妙法蓮華経

南無妙法蓮華経