縁と導き
『「病気」という逆境を縁として、本気で悟りを目指す心が目覚めるのです』
ーー日蓮聖人が、大きな病気を患うお弟子さんに向けた励ましのお言葉です。
病気だけではなくて、些細な問題から解決困難な問題に至るまで、私たち人間は、日々、様々な問題や壁にぶつかって、悩んだり迷ったりして生きることが宿命とも言えるかもしれません。
”悩みの渦”の中でもがいている最中は、その悩みが「仏様の導き」や「悟りへの御縁」だなんて想う余裕はなかなかありませんが、その壁を乗り越えたときに、なにか自分の心の中に”新しい目”が開いたことに気付くことは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
誰のこころの中にも持っている”悟りの目”が「仏様の導き」や「悟りへの御縁」に出会ったときに、スムーズに開けるお手伝いをするのが、僧侶の役割だと思っています。
『ちょっと読んでみませんか』や法話会などが、少しでもそのお役に立てればいいなあ…
そんな願いを込めて、実践させて頂いております。
いつも同じ悩みで堂々巡りしてばかり…
そんな方は、今までお配りしたプリントをもう一度”ちょっと読んでみては”いかがでしょうか?
「悩み」が『悟りへの御縁』に大変身するかも知れません。
合掌