共業(くごう)
庭や田んぼの畔に、たくさんのタンポポの花や綿毛を目にします。
あまりに当たり前にあるので、あえてじっくり見ることはあまりありませんが、
こうやってアップにして観ると、その美しさに気付きます。
身近に咲くタンポポのほとんどは外来種の「西洋タンポポ」で、
在来種の「日本タンポポ」はかなり貴重な存在だそうです。
その見分け方は意外に簡単なようですので、興味のある方は、ぜひぜひ検索して調べてみて下さい。
先日、『ハガキ法話』と題しまして、5月1日号を檀信徒さんに送らせて頂きました。
その内容を、以下掲載いたします。
【ハガキ法話 5月1日号】
新型ウイルスの感染拡大は止まることなく、南極大陸を除いた地球上の全ての大陸に広がっています。
「新型コロナウイルス COVID-19」は、あっという間に〈世界共通の言葉・出来事〉になってしまいました。
仏教には『共業(くごう)』という教えがあります。
これは、人々が共通して背負うべき宿命、そして未来に継承される皆の行為の力のことをいいます。
今回のウイルスもいずれは終息し、そして、その瞬間から世界中で検証作業が始まることでしょう。
その時、インターネットを通じて各国の状況を熟知している世界中の人々誰もが、
〈世界共通の出来事〉であるこのウイルスのことを話題にし、振り返るはずです。
決して知らないふりなど出来ません。
日本のリーダーには、その近い未来において私達が恥ずかしくない決断を今して欲しいと思いますし、
私たち自身一人一人も、未来の子・孫・子孫に対して恥ずかしくない心持ち・行為でこの苦難を乗り越えていかなきゃな、
と感じます。
今の行為はすべて遠い未来にもつながっていくのですから…。
皆々様の安穏なる生活を御祈念申し上げ、
合掌 南無妙法蓮華経