鏡と鑑(かがみ)
昨日の夕暮れ時、久々に田貫湖に散歩に行ってきました。
日曜の夕方にもかかわらず多くのキャンパーがいて、冬キャンプブームを肌で感じます。
田貫湖の周りを息子と遊びながら歩き、ダイヤモンド富士で有名な撮影スポットに差し掛かった時、
それまで緩やかに吹いていた風がパタッと止み、美しい逆さ富士が姿を現したのです。
(私のガラケーで撮影したため、画像があまり鮮明でないのですが…)
「富士山の日」(2月23日)を目前にして、こんなに美しい逆さ富士が見ることができ、
心から大自然に感謝しました。
さて、「鏡」(かがみ)のようになった田貫湖の湖面に映る富士山を観ていて、
日蓮聖人が、仏様の究極の教えである『法華経』をよく「かがみ」に譬えられていた
ことが頭に浮かびました。
ただし、その時に使う漢字は「鑑」(かがみ)のほうで、この字には「かんがみる」という読み方もあり、
「かがみに映して、それが正しいかどうかを確かめる」
という深い意味が込められているのです。
私たちは、普段の生活の中ではついつい見えなくなってしまう【自分の本心】が、
『法華経』の教え・御題目「南無妙法蓮華経」の前では、ありのまま映し出される、
ということなのです。
仏壇の前で、手を合わせてお題目をお唱えするとき、
『南無妙法蓮華経』の「鑑」(かがみ)に、自分の素直な心を映し出して、
毎日確認してみてはいかがでしょうか?
「自分のこころは大丈夫かな?」
「大切なことを忘れていないかな?」
と。
できるだけ、悔いのない人生にしたいですものね。
合掌
南無妙法蓮華経