ボチボチ、ほどほどに
いま境内で可憐な姿を見せる
写真の花の名は、
ホザキナナカマド(穂先七竈)
花言葉は、
「怠りない心」
だそうです。
開いた花も可憐で美しいのですが、
開く前の蕾が、小さくまん丸で可愛いのが特徴です。
花言葉「怠りない心」の由来はよく分かりませんが、
花の様子から、純粋な真っ直ぐな印象を受けることは確かです。
以前新聞の投稿欄に、ある年配の男性が、日々を穏やかに過ごす秘訣として、
ボチボチ、ほどほどに…
を心掛けているというお話しをされていました。
仏教の基本思想に
「中道」(ちゅうどう)
というものがありますが、
これは決して”中間”という意味ではなく、
「ちょうどよい」
ということです。
言い換えると、無理のない
ボチボチ
のペースで、完璧でなく
ほどほど
の出来で満足していく謙虚さ、心の余裕が大切とも言えるでしょう。
ついつい焦りすぎたり、完璧を目指すあまりストレスを感じやすい人にとっては、
心掛けたい教えだと思います。
逆に、ついつい手を抜いてしまう方にとっては……
誰にとっても、日々前向きに笑顔で過ごすことは、忘れたくないものですね。
合掌
南無妙法蓮華経